飛騨に来て数ヶ月、地元の元気で経験豊富なお姉さん方にタケノコ採りに連れて行ってもらいました。
飛騨で取れるたけのこはいわゆる「孟宗竹」のたけのことは違って小さいチシマザサのたけのこ、通称「姫竹/根曲がり竹」
大量に取れたので長期保存のために缶詰にしてくれるサービスがあると聞いたので、持っていきました。
同じように、姫竹の保存に困っていたり、缶詰にしてくれるサービスに興味がある方は読んでいただけると、乗鞍缶詰工業のサービスがわかると思います。
乗鞍缶詰工業の要点
- 加工サービス: 乗鞍缶詰工業では、姫竹の加工サービスを有料で提供しています。
- 営業時間: 営業時間は全日(6月末まで)で、持ち込みは8時前から14時までです。
- 詰め方の選択肢: 姫竹を缶詰にする際には、以下の2つの方法があります。
- 現地で詰める方法: 空の缶をもらってきて、工場内で茹でたたけのこを詰める方法です。
- 家で詰めて持ち込む方法: 空の缶を持ち帰り、家で茹でて皮を向いた状態で詰めたものを持ち込む方法です。
- 缶のサイズと価格:
- 小サイズ(300g): 40本くらい入ります。水煮の場合は245円、味付けの場合は275円です。
- 中サイズ: 小サイズの倍の量(1800g)です。
- 大サイズ: さらに大きなサイズもあります。
- 完成までの時間: たけのこを缶詰にするまでには2〜3日かかります。
工場の場所とアクセス
乗鞍缶詰工業は、国府のラ・スリーズの通りを高山川に50m進んだ場所にあります。駐車場は10台ほど停められるスペースがあります。以下は工場の位置情報です。
公式サイトは↓
缶詰の流れ
- 茹でたたけのこを持ち込んで、その場で詰める場合
- 空の缶を持ち帰って、家で詰めて完成したものを持ち込む場合
上記の2つの方法を紹介します。
まずはどちらにせよ、乗鞍缶詰工業の工場に向かいます。
駐車場は10台ほど止められるスペースがあるので、まずは建物の中に入ると、工場の人に案内されます。
1. 茹でたたけのこを持ち込んで、その場で詰める場合
この方法では、茹でたたけのこを工場に持ち込んで、その場で缶詰に詰めます。具体的な手順は次の通りです。
- 乗鞍缶詰工業の工場に向かいます。
- 駐車場に車を停め、建物に入ります。工場のスタッフが案内してくれます。
- 右側には3種類の大きさの缶があります。必要な分だけ選んでもらいます。
右側に3種類の大きさの缶があるので、使う分だけもらいます。
- 作業台で、缶にたけのこを詰めます。わからないことがあれば、働いている人が丁寧に教えてくれます。
作業台があるので、そこであとはひたすら缶にたけのこを詰める作業。
わからない場合は働いている人が丁寧に教えてくれるのでわかりやすいです。
- 注意点として、たけのこの長さが11cm以下に収まるように詰めることです。長いまま持ち込んでしまった場合、現地で切る必要があります。
僕は、それを知らずに長いまま持ち込んで現地で切る羽目になりました…
あとは、上下を交互にしたたけのこをどんどん詰めていくだけです。
完成!!!
少し時間がなくて焦りながらやったので汚いですが、30分くらいかかりました。
缶にそのまま入るサイズにあらかじめ切ったものを持ち込んだ場合は、もう少し早い時間20分くらいで4缶くらいは終わると思います。
2. 空の缶を持ち帰って、家で詰めて完成したものを持ち込む場合
空の缶を持ち帰って詰めた場合は、持っていったら後日、完成品を取りに行くだけです。
余ってしまった缶は、返しましょう!
缶詰後の工程
完成した缶詰は、半自動コンベアに乗せられ、蓋がつけられ、圧力と熱をかけて滅菌消毒されます。
まずは、ベルトコンベアにのってー長いトンネルの中で加熱されます。
ここで、蓋がつけられてー、
ここで、圧力と熱をかけて滅菌消毒されます。
参考: 缶詰、びん詰、レトルト食品の作り方 – 缶詰・びん詰・レトルト食品情報|公益社団法人日本缶詰びん詰レトルト食品協会 :: Japan Canners Association ::
乗鞍缶詰工業からのアドバイス
乗鞍缶詰工業からは、たけのこの長期保存のための下処理のやり方から保存のやり方まで、そしてたけのこの缶詰への詰め方まで、詳しいアドバイスがあります。料金表も参考にしてください。
たけのこの長期保存のための下処理のやり方から保存のやり方まで
たけのこの缶詰への詰め方
料金表
以上、乗鞍缶詰工業での姫竹の缶詰作りの経験をもとに、その流れとポイントをまとめました。姫竹の保存に困っている方、缶詰に興味がある方にとって、参考になれば幸いです。