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Jun 20, 2024
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古川の餅屋「新名屋」を尋ねました

飛騨古川唯一の餅屋さん。名物の天ぷらまんじゅうも美味しいながら他にもたくさん売っていますよ。

 出典:Shinmeiya-menu_IMG_7964.webp

新名屋は飛騨古川唯一のお餅屋さん。

創業は昭和8年(1933)年で今は3代目の店主、新名正浩さんと由香里さんが営んでいます。

名物は紅白まんじゅうに衣をつけて揚げた「天ぷらまんじゅう」 あんこ好きな僕も初めて見るもので、カリカリのなかにあんこのしっとりした食感でいくつも食べたくなってしまうもの。 飛騨牛や漬物ステーキのように味の濃い料理が多い飛騨古川の食事の後にぴったり手軽な甘いお菓子です。

そんな新名屋は夏の時期になると朴葉をつかった2つの品が登場します。

1つはあんころもちで、もう1つが言わずとしれた朴葉餅。

あんころ(朴葉)餅と朴葉餅

あんころもちはもちをあんこ(つぶあん/こしあん)で包んだものを朴葉の上に乗せてくるむことで見た目だけでなく香りも移るとてもおいしい和菓子。

 出典:IMG_8291_ankoromoti_2024-06-29_17-15.webp つぶあんとこしあんのどちらも選べるのがうれしいところ。 なかから草餅の緑が顔を少しのぞかせています。 朴葉にくるまれたかわいい餅たちは「そらまめくんのベッド」のようにきもちよさそうに葉っぱの上で暮らしています。

右上の茶色いもちはきなこ。 3人で食べたのですが、みんなそれぞれ好みが分かれて楽しかったです。 僕の好みはいつでもこしあん。

こちらは賞味期限がその日だけなので、予約のみでの販売。

そして朴葉餅

こちらは今年(2024年)は販売が未定であるが、待ち遠しい方も多い飛騨古川のお盆の風物詩・伝統のもの。

朴葉の殺菌作用で夏の暑い時期でも保存が効き、訪れた親族に配っていたもの。

 出典:shinmeiya-hoba-00759.webp

例年であれば、5月下旬の青朴葉が取れるようになった時期から8月のお盆明けくらいまで売り出している。 ほかにもまんじゅうやお盆のときの「おけそく」、子どもの誕生を祝う「一升餅」や御赤飯、まんじゅうなども売っています。

素敵なお人柄のお二人と、使うものにもこだわったお餅、そして飛騨古川の風土をぜひ楽しんでほしいものです。

もちたべようぜ!

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